中国当地の電子支払い機構との連携を期待:
今年3月、Visa中国イノベーションセンターが北京で正式的に設立された。この世界一流レベルのイノベーションセンターは、中国地元の応用ニーズを踏まえ、Visaと中国のパートナーと共同で未来の電子支払いソリューションを探索、設計、開発する用のイノベーション空間となることを目的としている。
Visaアジア太平洋区責任者柯如龍氏は、Visaが将来、中国国内市場のニーズを満たすことと同時に、国際的なインターコネクトを実現しょうと述べている。「Visa中国イノベーションセンターを通じて、我々は世界からの経験を中国に持ってくるだけではなく、中国本土からのイノベーションアイディアを世界各国に持っていきたいと考えている。中国は支払業界において数多くのモデルと経験を持ち、他の国と市場にも適用できると予測している。」
中国市場の特徴に言及すれば、柯如龍氏は、現在の中国のローカル電子支払い機関のビジネスモデルはクローズの生態系であり、Visaは開放的な生態系であると述べている。「将来的にはVisaの開放的なネットワークプラットフォームに基づき、中国の地元の電子決済機関とより多くの提携ができることを期待している」彼はと述べた。
越境組織間送金プラットフォームの開設:
将来Visaの中国市場での発展見通しについて、柯如龍氏は、中国市場は非常に大きなチャンスが潜んでおり、しかし中国の顧客の支払い方式は非常に多様であると述べた。「将来、私たちが本当に中国市場に進出した後、どれだけのシェアが達成できるのかは言い難いが、斬新な、安全な、信頼できる支払い方式を中国に持ち込んでいき、中国経済の発展の力になっていく」と述べた。最近、Visaは世界でB 2 B Connect越境組織間送金ソリューションを発表し、この取引プラットフォームはブロックチェーン技術を応用し、組織間の越境送金をより簡単かつ迅速にできるようになる。同時に、データの透明性と整合性を高めることもでき、取引の安全を確保することができる。柯如龍氏は、将来、Visaのビジネスの重心は消費者市場側の支払いだけではないと述べている。実際、ビジネス市場の規模は消費者市場の2倍から3倍の大きさであり、毎年世界企業間の支払い規模は兆ドルで計上できるため、Visaもビジネス市場での発力を続けていくことになる。